M.2 NVMeの11種類を比較検討した結果、ADATA-XPGの製品が安いということで SPECTRIX S40Gを購入しました。
現在の所XPGブランドのM.2 SSDは8種類あって これだけがXPGでLEDカバーがついているド派手な製品でした。ヒートシンクに無駄にLEDをつける…面白い!と思って勢いで購入。
外観
単3電池と比較。かなり小型です。
ヒートシンクの脇にLEDが付いているので、これで冷却は大丈夫なんだろうかというのが気になったため 人柱的に買った所があるのですが、普通に使う分には余裕で大丈夫というのが分かって勉強になりました。
LEDの具合
電源を入れた瞬間に 「新台入荷!」みたいな感じで にぎやかに光りました。楽しい!
これって xpg公式サイトでDLできるフリーソフトXPG RGB softwareでパターンを変更したり、明るさも変えられます。
くるくる回して遊ぶと楽しい。ただ、英語表記しか無いのが難点。
ベンチマーク速度
Crystal Disk Markで速度を測定。ランダム読み書き共にまずまずの速度。
シーケンシャル読みが速いのでPCの起動はSATA SSDと比較して6秒くらい速くなったのが嬉しい。あとめっちゃ重いKindleの立ち上げが早くなったのが嬉しい。
PC構成はこのような感じです
MEMORY:DDR4-2666(8GB*2)
PSU:Thermaltake TOUGHPOWER GX1 RGB 600W
冷却性能
ヒートシンクにRGBがついているので 大丈夫かなと思ったら、全く問題なしでした。OS入れて3時間動かして36度。室温25度、普通のSATAとほぼ同じ。
ヒートシンクは最初から付いているもので十分
OSが乗っているクローンを作成した時には最大42度までしか上がりませんでした。
そもそもSATA3 SSDからデータ移行なので最大500MB/sでしか送れないので、M.2側も500MB/sでしか書けず 温度が上がりません。
よっぽど高速で大量に書かないと温度は上がらないのですね。
サーマルスロットリングを調べる
M.2の温度が上がった時にどう動くのかというので 海外のサイトさんのデータを観てみますと、
S40G 1TBモデルでは2000MB/sを100秒書き込み、つまり20GB分を一気に書き込むと温度が80度に到達して、その後は500MB/sと1500MB/sの間を行き来して 温度を一定に保つという仕組みになっているようです。
ゲームをダウンロードするのに100GBとかはありますが、そもそもインターネット回線がそんなに速くないし、
2GB/sでダウンロードしたり、受信したりというのはほぼ無いので、安全装置が作動する状況が出るという事は まずないという気がします。 最も高温の部分では82°Cに達するという話です。
256GBだとそもそも2000MB/sに達しませんので 温度上昇にはもっと時間がかかります。普通のヒートシンクで問題ないです。
公式のスペック
Spectrix S40Gは、256 GB~1 TBまでの容量があります。コントローラーはRealtek RTS5762、DRAMとして台湾のNanya社DRAM DDR3 64MB(NT5CC64M16GP)を使っています。なかなかに豪華。
TBWは160 TB(256 GB)、320 TB(512 GB)、640 TB(1 TB)とサムソンのM.2並に寿命も長いです。5年間の保証の対象です。
XPG SPECTRIX S40G | |
容量 | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB |
形式 | M.2 2280 |
コントローラー | Realtek RTS5762 |
NAND | 3D TLC |
インターフェイス | PCIe Gen3x4 |
寸法 | 80 x 22 x 8 mm |
重さ | 13.4g |
動作温度 | 0°C – 70°C |
保存温度 | -40°C – 85°C |
保証 | 5年保証 |
クローンの方法
今回OS入りのクローンを作成しました。フリーソフトの Todo Backup Free というものを使っています。
解説はやさいずきつっさんの動画が分かりやすかったです。
手順通りに クローンし終わったら 再起動して BIOS画面から ブートディスク選択を選んで起動するだけで、あっさり起動しました。
OS起動はやたら速いし、読み書き性能の高さもあり、なんといってもRGBライトがいい感じのアクセントになって にぎやかになると思います。
ライトは消すことも出来ますが、光らなくてもいいという場合は 全面金属のXPG製品もあるので そちらがいいかと思います。
保証も長いのでM.2のエントリー機としてXPGの製品は すこぶるいい感じという印象です。次回は512GBを狙いたいと思います。