故障しにくいHDDを調べてみました 【2018年版】

簡単に死なないHDD(ハードディスク)を求めて

Western Digital HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 3TB WD Red NAS用 WD30EFRX 5400rpm 3年保証

HDDが突然死んでしまうと 長年 溜めてきた動画やゲームやファイルが一瞬で消えて ハニワ顔になり やる気が90%オフになったりします。(私です)

そんなわけでどのHDDが壊れにくい製品なのかを調べてみました。

HDDの故障率を公表しているBackblaze社

巨大クラウドストレージサービスを提供しているBackblaze社は、2018年4月~7月にかけて自社で運用していたハードディスク(HDD)の故障率を発表しています。

Hard Drive Stats for Q2 2018
https://www.backblaze.com/blog/hard-drive-stats-for-q2-2018/

Backblaze社は 現在100,254台のHDDを使用しています。

データセンターで運用中のHDDの寿命を確認できるため、どのくらい故障するのかの参考になります。AFRという年間故障率があるのですが、この値の低いほうが壊れにくいHDDだと言われています。

容量は4~12テラバイトで全て3.5インチドライブです。故障率が少ない順に並べてみると以下のようになりました。

2018年第2四半期 HDD故障率一覧表
(運用期間2018/4/1~6/30)

 型番容量運用台数運用日数ドライブ不具合数1年間の故障率
SeagateST10000NM008610TB122011102000
ToshibaMD04ABA400V4TB1461328600
ToshibaMD04ABA500V5TB45409500
WDCWD30EFRX3TB1801638000
WDCWD40EFRX4TB46417300
HGSTHMS5C4040BLE6404TB150511384015100.26
HGSTHMS5C4040ALE6404TB477344170750.41
SeagateST8000NM00558TB143931309622240.67
SeagateST6000DX0006TB183216845040.87
SeagateST8000DM0028TB9886899939251.01
HGSTHUH728080ALE6008TB10449505631.15
SeagateST12000NM000712TB215801816181571.15
SeagateST4000DM0004TB2747626452541341.85
WDCWD60EFRX6TB4343972232.76
HGSTHMS5C4040ALE6304TB78779114.68
  合計9818489566912661.08

例えば、赤字の AFRが2.76%というのは一見とても高そうに見えますが、24時間365日回して年間の故障が2.76%だったという事なので、かなり低めです。

トップクラスに安定しているHDDだけを集めているので、故障率が高く見えるという現象が起きています。かなり可哀想。

もちろんサンプル数が少ないものや運用日数が少ないものは故障率がゼロだったり、逆に高かったりと極端ですが、長く稼働させて故障率が出ている製品は だいたいこれくらいの故障率になると見て良さそうです。

Backblaze社の見解

”第2四半期の年率故障率はわずか1.08%で、1.20%であった第一四半期よりも低いものとなっている。ただドライブ数が少ないモデルやドライブ日数が少ないモデルでは、四半期ごとの障害発生率が変動する可能性がある。

8~12TBの大容量HDDの平均故障率は年率1.02%である。これらの多くは昨年導入されたもので、今後 変動するかもしれないが、恐らく2~3年後は故障率はわずかに下がるだろうとみている”

とのことです。今回は 元々故障率の低さで人気の高いHGST社の製品だけでなく、SeagateのNAS向けHDD がいい数字を出しているのも特徴と言えます。

故障しにくいHDD

4TBはHGST社のHDDが優秀

HGST Deskstar NAS 4TB パッケージ版 3.5インチ 7,200rpm 128MB SATA 6Gb/s 【3年保証】HDD 0S04005

HGST Deskstar NAS 4TB

HGST Deskstar NASシリーズは 365日24時間稼働を目的として設計されている高耐久HDDです。もちろん一般のPCでも使えます。

24時間365日フル稼働時の年間故障率は0.24~0.41%と、もっとも低い故障率でした。

Deskstar NASシリーズには 第7世代のHDDから搭載された 新技術のRVセンサーが搭載されています。

大量のHDDが動くNASでは、HDDやファンがお互いに影響を受けて揺れるわけですが、ヘッダの動きのインパクトを最小限に抑えて振動を抑えることが寿命につながってきます。なにせ熱と振動がHDDの最大の敵だからです。

嬉しいことに 最近では一般向けのHDDでもRVセンサー搭載機が増えています。SeagateのIronwolfにも搭載されています。

録画データなどを大量に保存するのにはコストが高くつくので向いていませんが、大事なデータを保存するのに向いています。RVセンサーの効果は こちらの動画がとてもわかりやすいです。

8TBモデルはSeageteのHDD

Seagate シーゲイト 内蔵ハードディスク Enterprise Capacity 3.5 HDD 8TB ( 3.5 インチ / SATA 6Gb/s / 7200rpm / 256MB / 5年保証 ) 正規輸入品 ST8000NM0055

8TBでは Seagete社の ST8000NM0055がHGST社の製品を抑えてトップに立っています。年間故障率が0.67%と非常に結果が出ています。

普通のハードディスクは年間55TBの読み書きで設計されていますが、これはその10倍で、
550TBも読み書きする用に作られています。youtube等で、動画データをひっきりなしに送るような 忙しいサーバーでも耐えられるほどのタフなHDDだと言えます。

もちろん個人用PCでも使えます。

HGSTを猛追するSeagete

HGSTは壊れにくさで元々人気がありましたが、Seagete製HDDは品質が著しく向上しており、スーパーコンピューター京にも採用されている等、かつての壊れやすいストレージというイメージから脱却した感があります。

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