PCやゲーム機のプレイ動画を撮るために安価なキャプチャーボードが欲しいと思って、評価も割と高かったSaiELさんのUSBキャプチャーボードを購入してみました。
これはUSBメモリに保存するので、ゲーム機側にまったく負担がかからないし、配線も簡単で分かりやすいというのが決め手でした。
ゲーム動画は撮れました。しかしゲーム録画として毎日使うにはクセがあると思いましたので、メリット・デメリット併せてレビューしたいと思います。
付属品は揃っているので 到着後20分で録画できます
あとは説明書が2つ(英語・日本語)ついていました。
背面
背面にはHDMI端子がついているので PCゲームだけでなく PS4や任天堂スイッチの録画も もちろん可能です。コンポジット変換ケーブルもあるので、レトロフリーク等の旧型ゲーム機も接続できます。
録画に必要な部品はほぼ揃っているので、USBフラッシュメモリを準備するだけで録画できました。接続もすこぶる簡単で以下のようにつなぐだけです。 到着後20分位で録画できました。
実際に録画した動画
画質や音質は実際の録画動画があったほうが分かりやすいかと思いましたので、録画してみました。
低価格機にしては画質は申し分ないし、音質も悪くないかと思います。
画質は1080p 30FPSで この設定は変えられませんでした。容量は15分で2GBのmp4ファイルが作られます。 結構容量を食うので、私はSanDisk Cruzer Glide USB3.0 64GB を挿して使っています。 32GBまでしか認識しないというレビューもありましたが、問題なく動作しています。約8時間の録画ができます。
録画ファイルは15分毎に分割されて保存されます。1時間にファイルが4つできる感じです。
ただ録画ボタンは1回押すだけで ずっと連続録画をしてくれます。
使ってみて感じたメリット
・USBを差し込んでボタンを押すだけで簡単にゲームの録画をすることができる
・PCに負担が一切かからないので ゲームがカクカクにならない。
・パススルーなのでプレイ中の遅延も一切発生しない。
・フルハイビジョン録画の中で最安クラス。
・録画エラーも発生しない
唯一の欠点:ゲームプレイ中の音質があまり良くない
録画するときには、本体のイヤホンジャックにヘッドホンをつないでゲームプレイします。
この時 ゲームから音が流れない時には サーッとかすかにノイズが聞こえます。音質もあまり良くなくて、特に低音が聞き取りにくいです。
そのため長時間のゲームプレイは辛いです。
ところが 録音されたデータは音質は悪くありません。189kbpsです。もしかするとイヤホンジャック周りの部品性能だけ低いのかもしれません。
LINE IN端子をつかって 音声を入力すれば 問題解決するかなとも思ったのですが、HDMIを使用している時は ライン入力を使えない仕様なので そこからは録音できませんでした。
同様に hdmi接続時はマイク入力はできないのでインスタントに実況動画はつくれません。
個人的に感じた欠点は 音質くらいなので、コストを考慮すると そこまで悪くない感じもします。
まとめ:低価格で高画質な所を活かしたい
<個人的な印象>
この1台あるだけでゲーム動画は保存できるので、プレイの振り返りには役立ちます。あっこんな所に敵がいたけど 全然気づいてないとか色んな気付きはありました。
自分のゲーム動画をふりかえりつつ「今のは違うー!」とか「それはナイスプレイ!」と突っ込んだりできるので楽しいです。ただゲーム動画作成用として毎日ゲームを遊ぶ方には正直向かないです。
その場合は低価格機ですと I-O DATA GV-HDRECかAVerMedia AVT-C875の方が断然いいです。
GV-HDRECは1080p 60fpsで録画できるので、PUBGやスプラトゥーン等の動きの激しいTPSゲームでも使えます。(実際に私が録画した動画です)USBメモリや大容量のHDDを挿して も分割されずに長時間保存する事ができます。
欠点は生放送に対応してないのと、4Kで表示できない所くらいで、録画エラーもなく非常に完成度が高いです。I-O DATAは日本のメーカーなので設定がわからない時は 電話サポートがあるので安心です。
AVT-C875 は最高の録画画質が1080p30fpsと少し劣ります。しかしSDカードにも録画できますし、PCとつないで生放送も可能です。
ただしC875はC878と比較して廉価モデルなので生放送をされる場合は1秒程度の遅延が発生します。 そのため快適なプレイの為にはモニターが2つ必要になるかと思います。SDカードに直接録画する場合は遅延はありません。
SaieLは 音質の問題があるので1時間程度でいいからゲームをやっている所を撮りたいとか、作業説明などでパソコンの操作画面を録画したいシーンで優秀という感じです。その場合はコスト面で勝負できると思います。
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