掃除はしたいけれど、重い掃除機はおっくう
掃除はしないといけないけれど、毎日重い掃除機を引っ張り出して掃除するのは正直めんどう。
そんなわけでクイックルワイパーや粘着式のコロコロで頑張ったりしてますが、ワイパーもコロコロも毎日使っていると すぐにシートが無くなってしまって買いに行くのも面倒だったりします
そんなわけで「コードレスの掃除機で軽くて吸うやつ」を探してみました。
家電量販店やホームセンターを回ったりしつつ 実際に18台くらい掃除機を触って 軽くて良く吸う掃除機を選んでみました
・本体の重心が手元にあるもの
・バッテリーは4部屋くらいもつもの
・フローリング/畳の掃除がメイン
・でもカーペット上の食べこぼしくらいは吸えるものを。
・お値段はできれば1万円台前半くらい。
・紙パック式はコスト的にNG
・リチウムイオンバッテリー搭載モデル
・吸引力は高いもの
こんな 夢のような掃除機なんてあるのかな…と思いながら調べ回っていたら 候補が2つ見つかりました。
・マキタ 充電式クリーナー CL100DW
・日立 10.8V コードレスクリーナー R10DL
マキタの方が知名度があるし、レビュー数も多いので一見人気っぽく見えますが、詳しく調べてみたら 実は日立の方が優秀でした。
マキタCL100DWと日立R10DL の比較
マキタ CL100DW | 日立 | |
画像 | ||
充電時間 | 50分 | 30分 |
使用時間 | 12分 | 15分 |
電池容量 | リチウムイオン | リチウムイオン 1.5Ah |
吸込み仕事率 | 14W | 15W |
質量 | 0.88kg | 0.9kg |
集じん容量 | 600ml | 600ml |
付属品 | サッシ用ノズル | スキマノズル |
実勢価格 | ¥12,800 | ¥11,919 |
発売日 | 2009/6/15 | 2014/12/9 |
日立R10DL が上回っている部分
・充電時間 20分短い
・稼働時間 3分長い
・吸引力 負けていない
・予備バッテリーの価格(日立の方が互換バッテリーが安い)
電動工具に詳しい知人の話では日立工機とマキタは長年ライバル関係にあって、例えばマキタが新商品を出すと日立が似たような商品を出す。逆に日立が出したらマキタも負けずに出す。みたいな関係だそうです。
日立はマキタのCL100DWがヒットした事を受けて、それを上回る性能のR10DLを 5年がかりで完成させた感じがします。
デザインやネーミングもそっくりですし、マキタの高機能フィルターが日立のR10DLで使えたりします。
ともかく5年の努力の甲斐があって、日立のR10DLは見事にマキタCL100の性能を抜いています。もともと評価の高いマキタCL100をバージョンアップさせたのですから こちらを選ばない理由がない、 というわけで光の速さで買ってきました。
R10DLを使ってみての正直な使い心地
持ってみますと とにかく軽いです。バッテリーをつけても本体が900グラムしかありません。900グラムという感覚が分かりにくいですが 1Lペットボトルより軽いです。
キーボードのゴミを吸ったり、車のゴミを吸ったりするのがラクです。重心が先にあるエルゴラピードは重いので使ってるうちに腕が疲れましたが これは重心が手元にあるため 棚の上の掃除も楽にできます。
スイッチも連射できるくらい軽いです。
吸引力は家庭用として充分
モーターの日立なので、紙くず、髪の毛、ホコリを安定してどんどん吸い込んでくれます。
このクリーナーが来る前は足の裏に抜け毛や砂がくっついていてきましたが、予想以上に細かいゴミまで吸い込みます。
ヘッドがシンプルなのでどちらかといえばフローリング・畳に落ちているゴミを吸うのが得意です。しかし このように毛足が長めのマットに落ちたゴミもそれなりに吸えます。押しながらはカーペットを持ち上げるくらい強いので掃除しにくいですが、引きながらですと、うまく吸えます。
結構甲高い音がします、75dbと掃除機にしては標準的な音量ですが、 1階で使っていても2階の人に聞こえるくらいです。ドライヤーの強くらいの音です。
コードレスなので階段掃除も安全に素早くできる
コード付きの掃除機で階段を掃除しようとすると、片手に本体、片手にホースを持たないといけないので、ひっかかったりして面倒ですが、これは右手に掃除機を持てるので、もう片方の手で手すりを持つ事ができ その日から安全に掃除することができるのはメリットです。
またコードがないため 小さなお子さんが足にひっかけて転倒して怪我するリスクも減ります。
ハンディクリーナーにすれば車内の掃除も
先細のノズルに交換すると、スキマがよく吸えるので、車のシートの食べこぼしの掃除や窓サッシの掃除に使っています。標準のアタッチメントでも充分掃除できます。
小さいヘッドでコーナーも掃除しやすい
ダイソンのようにゴツいローラーヘッドでは無いので、カーペットの掃除はそこまで得意ではありませんが、狭いスキマに入り込んだり、コーナーにもぴったり寄せてゴミを吸い取ることができます。
ただヘッドと床面との間には3mm程度のスキマしかないので、かさのあるゴミは上からかぶせるようにしないと吸いにくく感じます。
充電は30分でできるから うっかり充電を忘れても安心。
1階から2階までくまなく掃除しても電池は2日は使えました。リチウムイオン電池なので、電池がなくなってきても 最後までけっこう頑張って吸います。
切れてしまっても30分でフル充電できるので便利です。中には10時間でフル充電という機種もありましたが 、これは少し休憩する間に 充電が完了しています。
リチウム電池なので継ぎ足し充電に強く、おおよそ600回の繰り返し使用が可能です。 毎日使っても1年半以上使えます。
ゴミの捨て方
本体を2.3回ひねるだけで 手が汚れない
本体をひねると、カプセルが開きます。実はカプセルの内側にはゴミ落とし用の黒いブレードがついているのでそのままクルクルと2~3回回ひねるだけで ある程度フィルターのゴミをカプセル内に落とせます。これはマキタには無く、日立独自の特許だそうです。
ただカプセル式の宿命ですが ゴミ捨ての時には やっぱり小さなホコリが舞ってケムいので、できればマスクをされて、カプセルの操作はゴミ箱内で作業されるのがおすすめです。
ゴミの捨ての頻度
カプセル式は600ml分 ゴミを吸えるのでそこまで掃除の頻度は多くありません。(紙パック式は300ml程度)
毎日使っていますが2週間に1回程度のゴミ捨てで十分です。紙パック式と違って カプセル内がゴミでギッチギチになってこないと吸引力もそこまで落ちません。
フィルター
フィルタはプレフィルタと 目の細かいフィルタに分かれています。目詰まりしてきたらプレフィルタのゴミを100円ショップのハケで サッサッととるだけです。
ひどく目詰りしてきた場合は どちらも水か ぬるま湯で洗浄して干してあげると吸引力が戻ります。
まとめ:軽く掃除するという新しいスタイル
食事の時に何かをこぼした時でも、このように立てかけた掃除機をサッと持ってきてトリガーを引くだけなので 、最近はこればっかり使っています。
重い掃除機を引っ張り出さなくて良くなったので、ゴミが落ちていたら家族の誰かがサッと吸ってくれるので、床に落ちた灰色のホコリや髪の毛が 足の裏にへばりつくことが劇的に減ったのが最大のメリットです。
軽くてパワフルなコードレスクリーナーを探されている方に向いていると思います。