オーバーロードのアニメ版を要点だけ整理してみた

小説版は(なろう「前編」「後編」)で無料で読めます。ただし9巻以降は無いです。

アニメ版はAMAZONプライムで見れたりします。

オーバーロード全体をざっくり3分で説明

一言でいうと…ゲーム世界に閉じ込められた主人公が 閉じ込められた原因を探る話。

2138年、オンラインRPGの一つ 「ユグドラシル」というゲームが流行。

主人公たち社会人オタクは総勢41名で アインズウールゴウンという最強のグループを作成。

41名はナザリック大墳墓という本拠地を作り、メンバーは その維持に 時間とお金の大半を費やしていた。

しかし 12年が過ぎゲーム人気は廃れていき 最後の現役プレイヤーは主人公だけになった。

そしてユグドラシルはサービス終了することになった。

主人公はゲームにログインし、1人本拠地で最後の時を迎えようとしていたが、なぜかアバターの姿のままゲームの世界に閉じ込められてしまった。

主人公(ハンドルネーム:モモンガ)はチャットや強制ログアウトなどのプレイヤー機能を試してみたが、機能しなかった。

モモンガは、他のプレイヤーが自分と一緒に新世界に送られてきたのかどうかを知るために、広大な外の世界を調査しつつ 征服する事にした。

モモンガはアインズウルゴウンと名乗っている。この世界にいるかもしれない 他のプレイヤーに気づいてもらう狙い。

はたしてモモンガはこの世界の魔法の仕組みや ルールの謎を解き明かし、ユグドラシルの謎を解明することができるのだろうか…というお話。

そう。結構どこまでも引き伸ばせる設定。


アニメ1期の要点

近隣探索
・モモンガは魔王として外に出て、近隣の国政情勢を集めようとする。
・魔王として外出したり、傭兵モモンとしてクエストに出て情報収集を行う。
・襲われた村人を救出、支配下の地域に住まわせ アイテム研究をさせる。
・途中 幹部のNPCが裏切る事件が発生。 何者かが高級アイテムを使用した疑いが強くなる。こんな事がまた起きたら組織が壊滅してしまうので犯人の調査をやるぞって所で終了。

アニメ2期の要点

支配エリア拡大
・より強力な兵士を増やすためリザードマンの集落を攻撃。結果、吸収。支配地域を広げる。
・配下のNPCを付近の王国に配置し、情報収集。人脈も広げる。
・ナザリック墳墓が金欠のため リ・エスティーゼ王国を襲撃させつつ防衛を行って報酬をもらう。

アニメ3期の要点

さらに支配領域を拡大。国を設立。
ナザリックの目的が独立国家を作ることに変わる。
・国家として認めてもらうための足がかりとしてバハルス帝国と同盟を結ぶ。
・バハルス帝国は近隣諸国と同盟を結んでナザリックに対抗しようとする。
・ナザリックは軍事力でリ・エスティーゼ王国軍を撃滅。王国を支配する。
・モモンガは アインズウルゴウン魔導国を国家として設立。公式の舞台に出る。

アニメ映画版の要点

・アニメ1期の総集編です。時間がない人は映画版を推奨。

アニメ第1期(第1巻から第3巻までをカバー)

オーバーロード1 不死者の王オーバーロード2 漆黒の戦士オーバーロード3 鮮血の戦乙女

アニメ第2期(第4巻から第6巻までをカバー)

オーバーロード4 蜥蜴人の勇者たちオーバーロード5 王国の漢たち [上]オーバーロード6 王国の漢たち[下]

アニメ第3期(第7巻から第9巻までをカバー)

オーバーロード7 大墳墓の侵入者オーバーロード8 二人の指導者オーバーロード9 破軍の魔法詠唱者

3期以降のシナリオ

第4シーズンの制作は未知数ではあるものの ドイツで開催されたAnimagiC 2019ではアニメ脚本家である菅原氏が参加。4期が制作される可能性は「非常に高い」とのこと。


オーバーロードはどこが良かったか?

アルベド

部分部分でしっかりとした生態系やパワーバランスを考えている所がいい。リザードマンの中での序列とか紛争の内容とかが生々しい。

部族の生存のためには これだけの仲間が生き残ればいい。他は死んでもしょうがない。というシビアな話も出てくる。作者の人は 人間の立場からだけでなく、敵側からの立場にフラットに切り替えて見れる人なんだろうなと思う。

NPCの人たちは ヒトラーに仕えてた参謀ユンゲみたいなもんで、全く面白みはないんだけれども 敵勢力に面白いキャラクターが多い。

アインズは部下に優しいし前線に立つので好かれる理想のリーダー。無残様みたいに部下を処刑とかはしない。野球でいうと長嶋茂雄。無残様?星野。

クレマンティーヌを超える悪役が出てくるかどうかが見もの。

中でもクレマンティーヌは良い。作中での役割は大したこと無いけれども 死んだ兵士のタグを奪って身につけるとか、弱者を容赦なく殺して「どれのこと?」という全く気にしていないクズ感を出す演出が良かった。

表情と抜群の声で アニメの中でもなかなかに強烈な悪役の一人だと思う。アニメだと限界があるのでそれ以降は そんなにクズキャラが出ないのが残念。


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