「まだ買うような時期じゃない」
2020年の冬は 新・型コロナウイルスの影響で世界的に巣ごもり状態になっていてオンラインストアでも店舗でもグラフィックカードが品薄状態です。
・現状はRTX3000シリーズは出荷されると 即売れるという感じなのでグラフィックボードは割高。アメリカAmazon で個人輸入しようと思ってもアメリカ Amazon にも売ってませんでした。
・海外サイトによると この品薄が解消されるのは早くて2021年の第1四半期の終わりと言われています。ただ私の感覚ではあと1年ぐらいは続くのではないかと考えています。
・NVIDIA の損益決算書を見てみると例年の1.5倍ぐらいの売り上げになっています、費用も1.5倍程度増えているので おそらく増産しているとは思いますが それでも供給量は足りていません。
https://jp.investing.com/
・NVIDIAによると 新型Ampereグラボは前回のTuringグラボと同じ程度の数を準備したそうです。しかし 具体的にどれくらい出荷されているかは公表していません。
品質は良いんだけれども 売っていない。
新型 RTX 3070はRTX 2080Tiと 性能はほぼ同じで半額以下。評判は上々です。
RTX 3060 Tiも400ドルで RTX 2080 Superとほぼ同等。
ですが市場では大幅に値上がりしています。
・「あら NVIDIA が駄目だったら AMD を買えばいいじゃない?」と思うんですけれども AMD の方がむしろ入手がしづらい。「5900XTってどこにあるんだ」ということでどっちも買えないという地獄になっています。
今売れているのは GTX16XXシリーズ
Amazon グラフィックカードのランキングを調べると、最も売れているのは2019年10月に出された GTX 1660 Super 。次いで1050Tiと1世代前の型が売れています。
1660Superはレイトレーシング機能はありませんが、ほぼ全てのゲームを問題なく動かせるため 定番になりました。
Apex Legendsも最低設定にすると平均180FPS出るので問題なく遊べるわけです。
2017年はビットコインバブルのマイニング需要でグラフィックボードが不足しましたが、 今回はコロナウイルスで世界各地が巣ごもりとなり 需要と供給のバランスが壊れている状態です。
「もう我慢できない」と思ってグラボを買おうとすると割高をつかまされるため 価格の落ち着いた1660Sで耐えて 正規価格に近づくまで静観するのが得策かもしれません。
「4kでゲームがしたい」とか「240hz でApexをやりたい」とか「ベンチマークを回すためなら死ねる」とか「グラボでハムを焼きたい」とかそういう切実な理由がある人に行き渡ったら値下がりが始まるかも知れません。