iboyはネットフリックスで公開中の英国のサイエンス・フィクションスリラー。
XMENシリーズでマグニートをやってるビル・ミルナーや「ゲーム・オブ・スローンズ」のアリア役 メイジー・ウィリアムズが出演。
※ネタバレ含むあらすじ
事件前夜「恋するトムを襲った悲劇」
あちこちギャングに支配されている狂気の街ロンドン。
見た目がオタクっぽい高校生トムは婆ちゃんと一緒に暮らしていた。
トムには好きな子がいた。近所に住んでいる幼なじみのカワイコちゃんルーシーだ。トムはルーシーと仲良くなるべく、新しい携帯を手に入れる。
もうすぐテストが近いということで、ルーシーから「今晩 一緒に化学の復習をしない?」と誘われトムはウッキウキでルーシーの家に向かう。
しかし、ルーシーの家につくと、ルーシーの兄は意識不明で倒れており、マスクをかぶったギャングの集団が。トムは急いで逃げ出し、おニューな携帯で警察に通報するも、途中で犯人に銃撃されて倒れる。
「復・讐・開・始」
病院で目を覚ましたトムだったが、病院で目覚めると、脳には携帯電話の破片が残されていた。
それ以来トムの日常は一変。携帯の音声が聞こえるようになるわ、電波の情報が見れるようになる。
picture:youtube
ルーシーと再開するも、トム以外とはあんまり喋れなくなっていて、その可哀想な姿にトムは
「この超能力を使ってギャング集団を追跡、一人ずつ絶対つぶす」と決意する。
トムはルーシーの家を襲うように指示したギャングのリーダーの家を特定し、家電製品を台無しにして、コカインをパクって、アジトを警察に通報して、ギャング逮捕の瞬間をYouXXbeでライブ中継する。
「新ヒーローに高まる期待」
トムがギャングをこらしめていくのが評判になり、トムは「アイボーイ」と呼ばれるようになる。
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トムはルーシー「自分なりにギャングと戦い、街に麻薬を入れないようにする。」と宣言する。
しかし、正義のヒーロートムはギャングお掃除活動の途中で、不意打ちにあい拉致される。ボコボコにされるがなんとかスキを見て逃げ出すトム。
「捕まるヒーロー」
家にたどり着くと、トムの婆ちゃんに銃口を突きつけるギャングの親玉がいた。「盗んだ金を返せ、そしたら婆ちゃんとルーシーを自由にしてやる」
イヤイヤながギャングに従い、同時に超能力でルーシーを探すトム。
ルーシーの居場所を特定したトムは警察に通報するも、ギャングはうまく隠れて、警察には見つけられず、帰ってしまう。
「決戦」
ボスはトムを引き連れて、ルーシーのもとへ連れていく。
そこでギャングのボスは自分の口座に金を入れろと要求する。トムは金を入れるふりをしながらボスの持っているスマホを爆発させる。
同時にギャング団の持っているスマホも爆発させて一気に制圧。
雨がザーザー降る中をボスは逃げ出す。トムはルーシーと一緒にボスを追い詰めたが、逆にボスにやられてしまう。ボスはルーシーを殴って、トムにトドメを刺そうとした所で、
トムの怒りが爆発。脳から電磁波が放出されボスは倒れる。
またしても病院で目を覚ましたトムのそばには婆ちゃんがいた。トムはルーシーのいるビルに向かうと、その屋上でルーシーが待っていた。
原作は英国の作家ケビン・ブルックスの「iboy」(2010)
独立した話で、続編はまだありません。
感想:
「おもしろポイントは?」
Rotten Tomatoの評価は低いけど、斬新なところもあってね。
空を飛べたり、ムキムキになるヒーローってわけじゃないから、捕まると弱いんだけど、狙ったスマホをボンッと爆発させたり、メールや電話を盗聴できる所が、まんまウォッチドッグスに似ていてウケた。電車でうるさく喋ってる人のスマホは爆発させらるな。
「ヒーロー物としてはどう?」
あー、アイボーイはあんまり外に出ないほうがいい系のスーパーヒーローだと思う(なんじゃそら)でもアクションが苦手なヒーローって珍しくない?戦隊モノだと間違いなくクビだし。
ただ主人公が高校生でまっすぐすぎるかな。ヒーローアカデミアの主人公並の真っ直ぐさだ。
ほらウォッチドックスは主人公が電波を飛ばしてシャッター閉めたり、信号を変えたり、
水道管をボーンと爆発させたりしてイタズラするじゃない?ああした演出があってもよかった。こんな人が正攻法でギャングの所に乗り込んだら、それは捕まる。
ただ体育館の集会で嫌いなやつの ピー画像を見せる演出は笑った。あんなことしたら次の日から相手は赤面で学校いけなくなるもんな(笑)