牛丼価格を上げても業績は回復しないよねって話。

やらないといけないのは値下げ

先日 すき家に行きましたら 350円だった牛丼が400円に値上がりしていました。私は牛丼一筋300年のキン肉スグルなので 今回の値上げで凹んでいます。

巷では「デフレなんだから値上げしても良いんだー」というアレな意見もあるようですが、売上というのは基本的に単価☓客数なので、牛丼価格が高くなっても客足が減れば何の意味もないし、値下げしてもお客さんが増えれば良いわけです。

安くても稼げてる

実際 牛丼を値下げしたら利益が出ないのか調べてみたら、そんなことはなくて、吉野家は2013年から2015年にかけては牛丼一杯280円から300円.(安っ)

でも売上は約1734億円から1885億円へと成長していたわけです。デフレなのにね。

この間 雇用も約490人増えています。お客さんが増えて 店舗が増えたことで売上/利益も上がったわけです。

で、2021年後半に値上げに踏み切ったのはアメリカ輸入牛肉の値上げと原油高騰が原因らしいんですが、牛丼がダメなら380円で豚丼売ったほうが まだ出血は抑えられるんじゃね?というのが持論です。

だって アメリカは賃金が4~8%上がってるけど 日本は賃金が上がってないんだもの。そんな中で牛丼価格だけ上げても売れないでしょう。

実際 値上げした松屋は月次売上が落ちています。

まだ値上げできるような状況じゃない

おまけにオミクロンが収まっていない状況での外食は敬遠されている状況です。で、この状況で「値上げする」ってなると 尚更 行くわけが無いよねと。 

2021年は消費者物価指数が上がっていません。生鮮食品ですら上がっていない状態なので、外食の回数が増えるわけがないっす。

gotoイートみたいに「割引するから来て」とか「増量するから来て」とか やらないと客足は戻らないでしょう。

そんなわけで牛丼チェーンは今年も高い確率で営業赤字を強いられるんじゃないかと思います。


スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする