分かりにくいドロヘドロ
ドロヘドロは話の順番があっちこっちに飛ぶし、カメラがキャラクターにあたる順番も細切れで、説明も雑で基本的に「察しろ!」的な作品で 「ワケワカンネ~」と思ってました。
デアゴスティーニみたいに部品が少しずつ配られる感じなので、全体像がつかみにくいわけです。
特にカイマンの体が最大の秘密で、それを喋ってしまうと マンガが終わるので、コナンよろしく引き伸ばすために 物語は なるべく先に進まないスタイルになっています。
ところが私は全体像がざっくり見えてからじゃないと、興味がわかない流派なので 同じような人が5分で分かるように 専門用語を捨ててまとめてみました。
注:ネタバレしかないです
「カイマン」VS「煙」
魔法使いの世界と”ドア”で繋がっている町”ホール”が舞台。
主人公はカイマンと呼ばれるトカゲの男。
悪い魔法使いによって、頭をトカゲに変えられたため、魔法使いを退治しながら 自分の本当の顔と記憶を取り戻そうとする物語です。
カイマンは ある日 「煙」という魔法使いのボスの部下を退治したので、煙ファミリーから命を狙われるようになります。
そんなカイマンは 善良な魔法使いニカイドウと一緒に暮らしていました。
ニカイドウは時を操る希少な魔法使いなので、能力を隠して暮らしていましたが、 「煙」にバレて誘拐されてしまいます。
カイマンはニカイドウを守るために煙と戦う最中、魔法が解けて本当の顔を取り戻すものの、「煙」に敗れて死亡します。
「煙」は魔法使いのボスですが、魔法使いは敵も多く 「十字目の組織」と呼ばれる集団が 魔法使いを殺害していました。
そのため「煙」はこれとも敵対していていました。
カイマンの正体(過去編)
ここで物語は過去に飛びます。トカゲ男のカイマンは元々 アイ・コールマンという少年でした。
アイ・コールマン(カイマン)はホールで暮らしていましたが、ホールで生きる意味を見いだせず魔法使いになりたがっていた。
アイはある日 危険な湖に飛び込んで 死んだ魔法使いの体を回収しようとします。自分に魔術師の体の一部を移植させようというのです。
しかし その湖(廃物湖)には魔法使いに殺された人間の恨みが溜まっていました。 その意識がアイに入り込んでしまいます。
湖は有毒で、アイは瀕死。アイの担当医カスカベ博士は、アイに8体の魔術師を寄せ集めた整体移植手術を施し、アイを復活させます。
これでアイは魔法使いとなりますが、その後別の魔法使いに殺害されてしまい、埋葬されます。埋葬されたアイはホールの呪いによって復活します。
復活した副作用でアイは二重人格となります。一方の人格が魔法使いを駆逐する「十字目の組織」のボスであるカイ。もうひとりの人格が 普通の人間、アイカワです。
魔法使いを殺す意識に乗っ取られたカイは次々と魔法使いを襲っていきました。
カイが ある魔法使いを倒したとき、呪いをもらい、カイはすべての記憶と体を乗っ取られようとします。
その呪いの進行を途中で止めたのが トカゲの呪いです。魔法の途中で 別の魔法がかかったので、カイには2つの魔法が同時にかかっている変な状態となります。
カイは記憶の一部を失ったトカゲ男 カイマンとして目を覚まします。
帰ってきたカイマン
話はまた現代に飛びます
煙にやられてトカゲ男 カイマンが死んだことで 中の人「カイ」が復活。
「煙」を瞬殺します。
「カイ」は次々と魔術師を殺害していき、魔法使いを一人残らず殲滅したい「ホールくん」と呼ばれる生命体になります。
そして煙のみならず ニカイドウまで殺害してしまいます。
さて仮死状態になったカイマンは 過去に敵に切断された別の頭から体を復活させます。
そしてニカイドウを復活させるため、ホールくんと戦って撃破。
最後はニカイドウが復活し、二人はホールで新しい暮らしを始めます。
めでたしめでたしという内容でした。