Amazonプライム「誰かが、見ている」感想 「ダメかもしれんと思った」

最近テレビCMがやたら流れてくるから 誰かが、見ているもどれくらい面白いかなと思ってみてみたら、興味が10分も持ちませんでした。

三谷さんの中では 自分の脚本で 国民的アイドルだった香取慎吾くんにベタなドジを踏ませる事が面白いのかもしれないけれども、 視聴者は香取くんを既にスターとは見ていないので アホキャラを演じたとしても 白けてしまうんですね。

例えば、香川照之さんとか堺雅人さんがこのキャラをやったら すごく面白いと思う。インテリ系がアホキャラを演じる事でギャップが生まれる。でも香取くんはもともと 不思議ちゃんなのでドジを踏んでもギャップがないんですね。

三谷脚本が年を追うごとに面白くなくなっているのは ギャラクシー街道でいやほどわかったんですが、今回はそれを上回る面白くなさで、 一体どんな人が喜んでるのかなとAmazonレビューを見てみるとやっぱり香取くんが好きとか 三谷さんのシリーズが好きっていう人が多くて

一番笑ったのが「いうほどひどくはない」という意見で「それって褒めてないよね」と。コメント欄の方が面白くて困りました。

三谷さんの作品をよく知らないという人は 割と酷評気味と言うか1点というか、そういう風になってるんじゃないかなというふうに思いました。

一番困ったのは香取くんが演じる男の人の役柄がよくわからないところで、一番目からポテトチップスの袋が固くて力いっぱいに開けようとしたらバンと弾けて床に飛び散ってしまうんだけれども、不自然すぎて「えっ」と引いてしまいました。

例えば 急いで開けろと上司に言われて それをやってしまうなら 笑うんだけれども。そういうわけでもないんですね。あれ、これはもしかして笑っちゃいけない人を演じているのかなと 一瞬不安になりました。

で、香取くんの隣の部屋で生活する佐藤二朗も 今どき壁に穴が開いていたらお互いにとって怖いのが先にくると思うので 壁の穴をまず塞ぐと思うのですよ。

なので感情にリアリティを感じないんですね。

私の中ではこれはAmazonが三谷さんの知名度を頼ってなんとか面白い番組を作ってもらおうと思ったんだけれども三谷さん側にはもはやそういう能力はなくなってしまっており、とりあえず視聴率は持ってそうな芸能人を起用することで 視聴者に見てもらおうと思ったんだけれども 

いかんせん自分には 人を惹きつけるような作品はもう作れないっていうことが露呈した作品だという風に思っているところです。

おそらくこんな状態では映画も もう作れないでしょう。

三谷幸喜さんの全盛期は2000年前後だったけれども 今の三谷さんの脚本はかつての三谷脚本とは違うし、台詞回しの面白さ、BGMとシーンの関連性、視聴者の意表を突く意外性も全てなくなっていて 残骸といった感じで

残っているのは大物芸能人を起用できるだけのコネだけなんじゃないかという風に思いました。

気になったのはスタジオの観客が香取くんの演技に対して非常に甘いリアクションをしていることでした。面白くない所で笑ってあげていて 気を使っているせいで、三谷さんも これが面白いのだと錯覚してしまっているのではないでしょうか。

逆に三谷さんの才能を潰してきたのはそういうところかもしれません。

もはや三谷さんには 一般の視聴者の顔が見えなくなっているのでは無いかと思いました。直感で思ったのは 三谷さんからはもう古畑クラスのヒット作は出てこないということです。

非常に残念ですが その可能性はかなり高そうです。


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