【apt-x・ANC対応】Bluetoothヘッドホン AUSDOM ANC7をレビュー

低価格で高コスパ：AUSDOMのヘッドホンANC7

格安bluetooth製品の中でも、とりわけ品質が良く知名度が高いのがAUSDOM（オースダム）だったりします。そんなわけで今回 AUSDOMのノイズキャンセル機ANC7を購入してみました。

Amazonの倉庫に保管していくコストを下げるために 数量限定で在庫処分価格になっていたらしく現在はかなりお安くなっています。

ブランドの名前だったAUSDOM
AUSDOMは会社名かなと思ったらブランドの名前でした。会社名は中国深センに本部を置くShenzhen Aoni電子工業で、同社はネットワークカメラでも大きなシェアを持っています。

部品の組み立て屋ではなく自社で回路設計、構造設計を行って新製品を作っており、従業員は1000人以上の大企業です。

AUSDOMは今年Apt-xLL対応の新型機を発表していますが、価格を考えると信じられないほどの品質です。

このANC7のウリを短く教えて。
低価格ですが apt-x対応のクアルコムCSR8645チップを搭載している所がすごいです。アクティブノイズキャンセル機能までついているので、ゲームに映画にもってこいだったりします。

同じ機能を持つ国産ヘッドホンだと9,800円でした。電波受信も非常に安定しており、よく設計されている印象を受けます。アメリカでの評価は星3.9 日本も星3.9がついています。

付属品は
ハードケース
マニュアル
3.5mmミニプラグケーブル
充電用USBケーブル
でした。ハードケース付きなので長期で収納する場合も便利です。

耳パッドは柔らかくメガネの上から4時間連続で装着しても気にならないレベルです。

残念な点を申し上げますと、耳パッドの厚みが足りません。1.5センチほどです（白い矢印の部分）

私の場合そのまま使うと耳の骨がスピーカーの部分に当たるので、赤線の部分に100均の綿を詰めて使っています、こうすると文句なしのヘッドホンになります。

AUSDOMは音づくりに関してはすごく真面目で、低価格なヘッドホンにありがちな、低音をブーストさせている感じはありませんでした。

周波数特性は海外の方が測定されています。ノイズキャンセリングオフで使うと50Hz以下の低音域と10khz帯の高音域が控えめになり、オンにすると特性が変わって低音から高音まで安定する仕様になっています。

ノイズキャンセルの効き具合は他の方も指摘されているように、劇的に抑えられるわけではありませんが、PCの排気音ははっきり分かるほどに低減されます。

bluetoothの音質は有線でつないだ時の音質には及びませんが、無線としてはあまりある出来です。

このヘッドホンは内蔵マイクを搭載しています。ところが、マイクの音質はあまり良くないです。

マイク音声をテスト

非常に高感度でノイズも無いのですが、音質は良くないため、生放送や実況などに向いているとはいえません。ただ短時間のチャットや音声入力として使うことは出来ます。

・低価格でApt-xに対応。

・ドライバの性能がいい。ワイヤレスの情報量ですとドライバの実力をフルに活かしきれません。 Ixccのオーディオケーブル等で聞かれると低音の迫力が段違いになります。

・低遅延。ワイヤレス接続では音ズレ（タイムラグ）が気になる所ですが、全くといっていいほど感じませんでした。Apt-x規格は最大で140msのラグが発生するそうですが、SBCとは違って、もはやラグが発生しているのか体感では分からないレベルです。

・ノイズキャンセル機能搭載、パソコンの排気音がほぼ聞こえなくなります。

・接続は安定。Bluetooth接続も途切れないで安定しています。

・受信範囲は壁無しで 9メートル程度。

・ほぼ一日使っていても切れないバッテリー。連続18時間再生（しかも2時間でフル充電）

・軽くて長時間つけていても肩とクビが凝らない。この軽さでしたら、女性の方やお子さんも疲れにくいと思います。

・耳パッドは見た目がイマイチですが、柔らかく側圧もきつくないです

「AUSDOMはいいぞ。」という話は聞いていたので、それなりの音はするんだろうなと思っていましたが、予想以上にワイヤレスの音質が良くて驚きました。

しかもパッドが柔らかく付けやすいので、長時間ノイキャンをかけながら作業に集中できるという点も良い所です。外出時の音楽鑑賞がとても楽しくなります。

ゲーム用として気軽に使える軽いヘッドホンとして購入したのですが、音質が思ったよりもよかったため普通に米津さんの歌謡ポップスも聞いたりしています。

マイクの点は残念ですが、10点満点なら9.5点の製品だと思います。いい製品です。

AUSDOM