ハイパースケーラーって何? Apex Legendsを支えるAWSのスゴ技解説

ハイパースケーラーは、めっちゃデカい規模でクラウドサービスやってる会社のことだよ。わかりやすく言えば超巨大なデーターセンター。

具体的なハイパースケーラー AmazonのAWSが有名。これがハイパースケーラーのドンだよ。 AWSの他にもMicrosoft AzureとかGoogle Cloudがある。例えば、Zoomでビデオ会議するけど、 あれもAzureの力で、たくさんの人が同時に繋がってサクサク動く。

Google Cloudは、YouTubeの裏で動いてたり、ゲーム会社がめっちゃ重いオンラインゲーム動かすのに使ったりする。
 
ハイパースケーラーはなんで必要なのか?

例えば数千人の人が一斉にネトゲしたり、数万人が同時にNetflixをストリーミングで見るにはデーター処理や圧縮に数千台のパソコンのパワーが要るわけです。

でも 全部の会社が自社でサーバーとか データを用意するのは大変。なのでAWSから処理システムを借りることで、めっちゃ速く、大量に処理できるというわけです。

つまりAWSはそれぞれの会社にパソコンのレンタルをしているみたいなもんです。

APEX LEGENDSで分かるハイパースケーラーの例

Apex LegendsはRespawn Entertainmentが作って、Electronic Arts (EA)が公開してるバトルロイヤルゲームで、めっちゃ人気あるよね。で、このゲームは60人のオンライン対戦だから、AWSのクラウドパワーをガッツリ使ってスムーズに動いてるんだ。
 
AWSで何が処理されてるか、ざっくり言うとこんな感じ:
  1. ゲームサーバーのホスティング(Amazon EC2)
    • ゲームのオンラインマッチ、つまり60人バトルロイヤルの舞台は、AWSのEC2(仮想サーバー)で動いてる。プレイヤーがマッチに入って、撃ち合ったりダメージ受けたりするリアルタイムのデータは、EC2がガンガン処理してる。たとえば撃った弾の軌道とか、誰かが倒れた位置とか、全部ここで計算処理されてる。
  2. データ保存(Amazon S3、DynamoDB)
    • プレイヤーのデータ、例えばスキンやランク、戦績とか、ゲーム内の設定はS3(ファイル保存用の倉庫)やDynamoDB(高速なデータベース)に保存されてる。新しいレジェンドのスキン買ったとき、その情報はS3やDynamoDBに「この人、このスキン持ってるよ!」って記録されるんだ。マッチのログとかもここに溜めて、分析したりする。
  3. リアルタイム通信(Amazon GameLift)
    • Apex Legendsのマッチメイキング(プレイヤーをマッチに振り分けるやつ)や、ゲーム中のピンシステム(「敵ここ!」とか仲間に知らせるやつ)は、AWSのGameLiftってサービスで動いてる。これが、君が世界中のプレイヤーとラグなく遊べる理由。ピンの指示とか、チームのチャットもリアルタイムで処理されてるよ。
  4. イベントや通知(Amazon SNS、SQS)
    • シーズンイベントや新しいバトルパスの開始、限定モードの通知とかは、SNS(通知サービス)やSQS(メッセージキュー)で処理される。たとえば、「新シーズン始まったよ!」ってプッシュ通知がスマホに来るの、AWSが裏で「全員に送れ!」ってやってるんだ。
  5. データ分析(Amazon Redshift、Athena)
    1. ゲームの運営側は、どのレジェンドが人気か、どの武器が強すぎるか、プレイヤーがどこで死にやすいか、みたいなデータを分析してる。これ、Redshift(データウェアハウス)やAthena(S3のデータ分析ツール)でガリガリ計算してる。たとえば、キャラクターのナーフ(弱体化)とか、統計データを見て決めてるんだよ。

    2. チーターの取締はまだ十分とは言えないけど、チーターが即BANされるのは、AWSのLambdaが怪しい動きをキャッチしてるから。EACとAWSのタッグで、フェアなバトロワ環境を作ろうとしている。

  6. セキュリティとスケーリング(AWS IAM、Auto Scaling)プレイヤーのアカウント保護は、IAM(認証管理)でガチガチに守られてる。で、シーズン開始でプレイヤーがドカっと増えたとき、Auto Scalingが「サーバー足りねえ!」って自動で増やして、ゲームが落ちないようにしてる。これで、新シーズンの初日でもスムーズに遊べるわけ。

  7. ストリーミングやコミュニティ(Amazon CloudFront)
  • ゲームのアップデートや、TwitchでApexの公式配信とか、CloudFront(高速配信サービス)で世界中にサクサク送られてる。新しいパッチがすぐダウンロードできるのも、CloudFrontのおかげ。
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要するに、Apex Legendsみたいなデカいゲームは、AWSが「60人のデーターをキャッチして60人に送り返したり、お買い物データを保存したり、不正アクセスの対応したり、サーバーを増やしたり減らしたりを裏で全部やってくれてるから、快適にエアドロップしてバトルを楽しめる。AWSが支えてる感じ。

Netflixで分かるハイパースケーラー

 
Netflixの例で言うと、ユーザーがNetflixで映画見るとき、NetflixはAWSの「クラウド環境」を借りて、そこで動画データとかアプリを動かしてる。そもそも動画の4Kデータとかは大きいから、AWSみたいな巨大倉庫がないと収まらない。
 
どうやってネットフリックスが動いているかを見ていこう。
 
例えば 世田谷の会社にいるユーザーの田中さんが 昼休みに「ギャグアニメが見たい!」ってボタン押したとする。

すると 田中さんのNetflixのアプリ→ネットフリックスのサーバー → AWSのサーバーに連絡が行く

ネットフリックスサーバーは「スマホで見てる田中さん向けに 斉木楠雄の災難の 動画データ送るぞ!」ってリクエストする。

 
そしたらAWSが 「田中さんはスマホだな」と判断して、4Kの動画データを圧縮して軽くする。 圧縮が出来た360pデータを  田中さんに一番近い 東京にあるネットフリックスのサーバーに渡す、ネトフリサーバーは田中さんのスマホにデータを渡す。そんなイメージ。
 
福岡の人には 福岡のネトフリサーバーから渡すので 爆速で動画が見られるようになっている。ネトフリサーバーは分かっているだけで 横浜、名古屋、大阪にあるらしい、なるべく最寄りのサーバーからデータを送って遅延が少なくなるようにしている。
 
AWSは田中さんが斉木楠雄を見ている間にも 田中さんの視聴履歴を解析して、田中さんが好きそうなギャグアニメを探して「すごいよマサルさん」「マッシュル」なんかをリコメンド予想する。その結果をネトフリサーバーに送る。そんな感じ。
 
要はAWSが巨大なパソコンみたいなもんで、Netflix自体はそんな巨大なサーバーを持たなくてもいい。例えて言えば AWSはネットフリックスに 必要なだけパソコンを貸し出すサービス。ネットフリックスは使用した分だけAWSに手数料を払うので お互いにとって便利。
 

まとめ ハイパースケーラー

要するに、ハイパースケーラーは「すげえデカいコンピューターパワー」を貸してくれる会社です。で、スタートアップから大企業まで、みんながそのパワー借りて、いろんなサービスを動かしてるってわけですね。
 
AWSは地球全体にデーターセンターを持っている超巨大規模。
 
日本の さくらインターネットはAWSと同じクラウドサービス。 ただし、さくらの場合は まだ日本国内が中心の中小規模程度。
 
 
でも日本がこうしたクラウドサービスを自前で持つならばアメリカにお金を持っていかれなくてもいいし、 データを集めて自治体のシステム(マイナンバー、住民票、年金とか)を国産クラウドで管理して業務が効率化されるわけです。
 
でこうしたクラウドサービスのお陰で いろんな会社が自分たち専用のデータセンターを持たなくていいっていう便利な時代になっているのでした。
 
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