2.0と3.0の主な違いを簡単に説明すると、3.0は「1000Hz以上の高いノイズをキャンセルできるようになった」これが大きな違いです。
長縄で分かるノイキャン2.0と3.0の違い。
みんな子どもの時に 友達と一緒に長縄で波作って遊んだと思う。右のやつが大きな波を作って、左のが自分だとすると 逆の波をぶつけてやると波は小さくなったはず。 ノイズキャンセルってのはこれと同じで、外からの音に逆の波(逆位相)をぶつけることによって 音をかき消しているというわけです。
ほんで、2.0はゆっくりの波 (1000Hz以下)しかうまくノイズキャンセルできなかった。換気扇のブーンという音とか、電車のガタンガタンみたいな低い音、こういうのは2.0でも消せてた。縄跳びでいうと右のやつが ゆっくりした大波を作ってきたら 打ち消す波はつくれていた。 逆に右のやつが めちゃくちゃ振ってきたら 対応できなかったというのが 2.0だったわけです。
周波数の低い音は消せる、高い音はダメ。 麒麟川島の声は消せる。安田大サーカスのクロちゃんの声は消せないみたいな。そういうイメージ。要はチップの処理が追いつかなかったんです。
2.0のレビューとか見ていると低い音は消せているんだけど、 女の人の高い声(1000Hz)とか、赤ちゃんの泣き声(2000Hz)とかそういうのは あまり消せてないっていうレビューがあります。うん、そうかそうかと。低音のリダクションは優秀って書いてる人もいる。よく分かってんねと。
1000Hz以上の高い音のキャンセル。それが出来るようになったのが3.0以上です。3.0も完璧には消せないんだけれど 2.0に比べると段違いで消せるようにはなっている。長縄でめちゃくちゃに振ってくる右の奴に 随分対応ができるようになった感じです。
生活はどう変わる?
2.0の方は 確かに高周波は消しにくい。でもコストは抑えられるから たとえば 自動車のアイドリング音とか扇風機の音とか、列車内で聞くとかそういう音が消えてくれればいいやっていう場合は、3.0を買う必要はないと思う。
3.0は高い周波数を打ち消せる。カチャカチャうるさいタイピングの音とか、甲高い人の声とか、こういう音を抑制できるから 周りに邪魔されずに作業したい人向けです。ファミレスで粘る人には作業効率が上がる。
項目 | ||
価格 (参考) | 約7,990円 | 約12,980円 |
ノイズキャンセリング | UNC 2.0 | UNC3.0 |
ドライバー | 11mm ダイナミックドライバー | 11mm ダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC / LDAC |
再生時間 (イヤホン単体) | 最大12時間 (ANCオン時:最大10時間) | 最大10時間 (NCオン:8時間、LDAC使用:最大6時間) |
再生時間 (ケース込み) | 最大60時間 (ANCオン時:最大50時間) | 最大50時間 (ANCオン:40時間、LDAC使用:30時間) |
急速充電 | 10分充電で約5時間再生 | 10分充電で約4時間再生 |
防水規格 | IPX5 | IPX4 |
マルチポイント接続 | 対応 | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
音質傾向 | 低音強化、ドンシャリ傾向 | バランスの取れた高音質 (LDAC対応でより高音質) |
通話品質 | AIノイズリダクション機能搭載の6マイク | AIノイズリダクション機能搭載の6マイク |