Ukraine war: Russia confirms it has used thermobaric weapons, says UK’s Ministry of Defence
地下壕に籠もってる人を殺傷する燃料気化爆弾
燃料気化爆弾（サーモバリック爆弾）は普通の爆薬と違って 建物内の敵を殺傷するのに向いている兵器です。内容は無慈悲そのもので、1段階目の爆発で 範囲内に酸化エチレン系の燃料を散布。2段階目の爆発で周囲の酸素を吸収。その後 爆風により12気圧に達する圧力と2,500-3,000℃の高温を発生させます。
高い圧力と高温により 爆風に晒された人は一瞬で大気に蒸発してしまうし、離れた所にいても急激な気圧の変化で肺や臓器が圧力で潰れてしまいます。衝撃波は狭いスキマや屋内にも入り込むので 地下や建物内に居る人も高圧力を受けて死んでしまいます。
特に市街戦で有効とされ、これまでロシア軍により、シリア アフガニスタン チェチェンで使用されています。
英国国防省は燃料気化爆弾の弾頭を発射する TOS-1A多連装ロケットシステムがロシア軍によってウクライナに配備されたとしています。TOS-1システムは射程が約3.2km。24発の弾頭を15秒で発射します。
使用禁止？
燃料気化爆弾は使用禁止にはなっていませんが、武力紛争法で厳しい制限が課せられており、民間人を危険にさらすような方法で軍事目標に対して使用してはいけない事になっています。
ロシア軍がTOS-1Aをウクライナ（キエフとスミの間の道路で目撃）に配備している事は 確認されており、今回ロシア軍が民間人を狙って撃った場合は 犯罪行為にあたるでしょう。
https://twitter.com/DefenceHQ/status/1501621370614173701?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1501621370614173701%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews.sky.com%2Fstory%2Fukraine-war-russia-confirms-it-has-used-thermobaric-weapons-says-uks-ministry-of-defence-12561830