【回答】Humble、Fanatical、GMGどれが安全?

先に結論:どれも正規の代理店だから安全

SteamでPCゲームを買おうとすると、高い値段で売られているゲームでもハンブルストアで見てみたら 激安価格だったりすることもあります。最初に買う時は 安全なんだかどうだか気になると思います。

なんですか ハンブルストアって。

はい。順を追って説明します まずはスチームから行きます。

steam

SteamはAmazon、 ハンブルストアはドン・キホーテみたいなもの

Steamは、ほとんどのPCゲーマーが使っているサイトで、PCゲーム界のAmazon的なサイトです。多くのゲームを売っています。

Steamでゲームが売れると ゲーム開発会社は売上の30%をスチームにとられるわけですが、Steamが一番多く売ってくれるので「しゃあねぇな」と思っています。

ユーザーにとっては買いやすいし、ゲームの管理もしやすいし、困った時にちゃんと対応してくれるというので Steamは人気があります。そういうわけでSteamの天下でした。

そんなSteamの対抗馬として現れたのがEpic Gamesです、フォートナイトで儲かっているので、中抜きの30%を12%にするということで、有力なゲーム開発会社がこぞって独占販売契約を結んでいるという、台風の目みたいな存在です。

ユーザーをもっと増やしたいらしいので 毎週無料でゲームを配っています、欲しいのがあったら遠慮なくもらっておきましょう。

Steamキーを開発会社と販売会社が売ることもできる

Steamはゲームをプレイ可能にするSteamキーを扱っています。開発とパブリッシャーはそのキーを自分たちで発行することが出来ます。Steamがユーザーにゲームを売った場合 売上の30%はスチーム、70%が開発の取り分です。しかし開発やパブリッシャーが自分たちで売れば その30%分を安くできる という仕組みになっています。

問題のある鍵屋 G2A

Steamキーは個人で買って売ることも出来ます。「買ったけど遊ばなかった。もったいないからメルカリで誰かに売ろう」という流れです。

G2Aはこのような売り手と買い手をマッチングする仲介業者の役割をしています。売る人が正規のキーを売っているなら問題はないのですが、G2Aの場合 扱っているキーの中に、盗難被害にあったクレジットカードで購入されたゲームキーが売られていた事があるという報告があったりします。

そのため ユーザーがG2Aでキーを購入したあとで、それが盗難カードで購入されたキーだと確認された場合、そのゲームキーは使えなくなるので非常に悪質です。

そのため様々なゲーム開発が「G2Aでは買わないで」と呼びかけています。

G2Aは不特定な人物からカギを購入するため 再販業者 (俗称:鍵屋)と呼ばれています。

重要なことは、HumbleやFanaticalといった小売業者と こうした鍵屋を分けることです。

小売業者は安全な販売店です。 HumbleやFanaticalは、パブリッシャーから直接キーを購入して販売するため何も問題ありません。

鍵屋は多くの場合キーがどこから来たかのか分からないので危険です。


小売業者:ちゃんとパブリッシャーから鍵を買って売る人たち 

開発社やパブリッシャーは正規のSteamキーを発行して、それを小売業者に「売ってね」と販売を任せることが出来ます。 小売業者はドン・キホーテとかミスターマックスとかスーパー・キッドとかそういうイメージです。 

小売業者はユーザーにキーを販売しますが、Steamほどは中抜きを取らないので、その分 価格を安くできるという仕組みです。

小売業者は一定期間がすぎると、売れ残ったキーを返却して、売れた分の代金をパブリッシャーと分けるという流れになっています。

大手の小売業者

Humble、Fanatical、Green Man Gamingなどなど、これらのサイトはパブリッシャーからキーを買っている健全なサイトです。不定期で無料ゲームや割引コードを配ったり 大幅な値下げも行ってくれます。

上のどの会社も開発やパブリッシャーからキーを直接発行してもらい、ユーザーに販売するので安全性が高いです。

Humbleは一番人気のある小売業者で、毎月 humble choiceというサービスが人気があります。15ドル程度で 好きなゲームを3本選べるサービスです。

購入する際には ツイッターなどで評判を確認してみるのをおすすめします。

過去にはオーバーウォッチとか アサシンクリードオリジンズを提供したりしていました。

売上の10%を慈善団体、15%をハンブル、75%を開発会社に分配する仕組みで、開発側もオススメしている会社です。

GMGも良いストア

Green Man Gamingも安全なストアです。

ただ これは昔のことですが 1度問題になったのは発売日までにキーを発行できなかった事でした。GMGではゲームの予約販売を行っていますが、予約を多く取りすぎてしまったために、ゲームキーの確保が発売日までに間に合わずに 炎上するという事例が2015年のStar Wars BattlefrontやDark Souls 3のようなゲームで発生しました。

たしかに良くないですがキーそのものは安全で数日後に無事提供されました。

あとGMGは GOGがウィッチャー3を発売した時に、自分たちにはキーを売ってくれなかったから、腹いせに他のストアからキーを買って 勝手に安売りするという割とロックな事をやって、

ウィッチャー3の価格をコントロールしようとしていたGOGを怒らせた事がありました。現在はこういう事はやっていませんし、GOGが販売元のゲームは扱っていません。

GMGのキーはもちろん動作するし、安いのでユーザーには人気があります。しかし、こういう事もあって 開発者の中では嫌っているという会社もあったりします。ただほとんどの会社と仲良くやっているのでキーも豊富にあります。

総合すると 問題を起こさないという意味で優等生なのはハンブルストアです。

基本的に英語表記なので、トラブルが起きた場合は英語でやりとりする必要がありますが、グーグル翻訳を使えば行けるかと思いますので 最初は1ドルや2ドルといった激安ゲームソフトで練習して購入されると良いかなと思います。

カード支払いの場合はpaypalが匿名性が高くて安全です。

どれもセールイベント中にお得なゲームを見つけるのに適した場所です。

自分たちでゲームを作って自分たちで売るよ派

GOG
Ubisoft
EA
Blizzard

小売店やSteam、Epic gamesに頼らず、もう自分たちで売っちゃおうぜというのが GOGやBlizzardなどです。

GOGは、WitcherやCyber​​punk 2077をつくっている会社の 親会社(CD Projekt)が所有しています。品数は少ないですが、自分たちの商品を売っているサイトなので安全です。

 UbisoftのuPlay, EAのOrigin, BlizzardのBattle.net など自社で自分たちの製品を売って、ランチャーも自前で作っているのが特徴です。

開発会社と販売会社の対立という構造に加えて 販売会社同士の熱い戦いが始まっていますが、広く見ていきますと お得なゲームが探せるので是非ご活用下さい。


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