デスストランディングのエンディングをネタバレで解説

エンディングを見て「なんじゃこりゃ 意味わからん」と思った方向け。私も最初全然分からなかったけれど どうやらこういうことです。最後の部分だけネタバレ有りで解説してみたい。


サムの母親は 生命維持装置に入ってて 脳死状態になっているリサ・ブリッジスという女性。

サムの父親は、元アメリカ特殊部隊キャプテンであるクリフォード・アンガー。 クリフォードはストランド大統領と協力して息子と妻を救うことに同意した。

しかし実際は 大統領が未熟児の息子と母親をカイラルネットワークの実現のために利用していることに気付いた。

赤ちゃんサムは初めてのBBだった。彼は生きている側と死んでいる側の間に位置する存在で、オレンジ色の容器は その状態を維持する装置だった。

つまり、サムはその容器の中にいる限り 決して成長しない。そこにクリフは反抗した。 苦しみ続ける昏睡状態の妻を射殺し、施設からBBサムを連れて逃げようとしたが、追い詰められて銃で撃たれてしまった。

BBサムはクリフの巻き添えで死亡。

死んだBBサムはビーチと呼ばれる 死と生の間の地域に移動、そこにはアメリがいました。アメリはBBを復活させました。

しかし これにより予期せぬ副作用が発生、このプロセスがデスストランディングを引き起こし、生きている世界と死んでいる世界との間の壁が消えました。

その結果 怪物BTが現実世界に移動しました。 BTは反物質で構成されており、生きている人を襲うと、その反応で大規模な爆発を引き起こすようになりました

サムの死と復活はアメリカで起こったので、最初にアメリカでデス・ストランディング現象が発生し、米国が崩壊します。

現実世界では その時点までの研究データで、赤ちゃんのサムの人工クローンを作成することができました。もっとも復活したサムはBBとして機能しませんでした。

赤ちゃんサムは容器から取り出され、ストランド大統領の養子になり、息子として育てられました。

大人になったサムは女性と結婚しますが、妻の流産と死で 妻と子供を同時に失い、心の傷を負い 配達人として生きることになりました。


Q.カイラル通信とはなんぞや
ビーチとこの世をつなぐのがカイラル通信。ビーチはあの世とこの世の境目にあります。たぶん三途の川の一歩手前みたいなもの。賽の河原をハリウッドっぽくした感じ。


Q.なんでカイラル通信を開発しようとしたのか
全てのビーチは死者の国とつながっていて、そこには絶滅した生き物や死者の記憶、宇宙の痕跡があるそうです。46億年前の地球の歴史や 宇宙の起源もわかるそうな。 そうなれば 人類の大量絶滅も止められるよねと思ったらしいです。

Q.「ルー(ルイーズ)」とはなんぞや
ルイーズは産まれなかったサムの子供の名前。サムは一緒に旅したBBにその名前を付けました。だけれど一緒に旅したBBと 産まれなかったルイーズとは別人です。

Q.デスストランディングはなんでこんなに難しいのか

デスストランディングは 説明されない専門用語が多くて、物事がはっきりしないまま、プレイヤーの疑問に答えないまま 次に進んでいく、そして進むたびに新しい疑問が増えるという そうした展開がだるいし、非常にややこしい。

Twitchとかで、外国人のゲームプレイの様子をみていくと 舞台はアメリカになってるけれど アメリカっぽくないし、死と海が結びついているのは日本の死生観 独特のもので なんかイメージと違うよなという意見が共感をあつめていたので、ヒットする映画を作りたい場合は この路線で行くと恐らく失敗するんじゃないかと思います。

というか映画とか こんなのじゃなくて、普通にMGSの後継のゲームをみんな待っていた、いや進行形で待っていると思う。個人的にはポリスノーツの続編でもいい。

それはさておき プレイしながら 「なんでこんなふうに難しく作ったんだろうか…」と考えていたのですが、監督的には 何回もプレイして意味を読み解いてほしいみたいな、そんな願いがあったので 消化しにくいストーリーにしたんじゃなかろうかと思います。

ストーリーは 分かれば ああそうなのかーという感じだけど、ゲームを通して 何を伝えたかったのか、何を受け取るのかの解釈っていうのは プレイヤーそれぞれに違うようにおもいます。

例えば ここにハシゴとかジップラインをおいたら誰かの役に立つんじゃないかと考えて置いたあとで、「もしかしたら さっきのオブジェクトも そう考えて 置いてくれてたのか?」なんて考えたりもするし

そのプレイヤーは見えないんだけれど、その見えない誰かに助けられているということを感じさせるようにできています。

そこから考えると、監督的には分断の時代というのはどうやったら防げるんだろうかとか、絶滅を防ぐのは君たちの善意しかないんだぞとテーマを投げるような、そんな作品にしたかったのかなと思います。

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