Bluetoohとは何なのか?
マウスやスピーカーなどの近距離のデバイスをワイヤレスでつなぐ規格
Bluetoohは近距離のデバイスをワイヤレスでつなぐ規格です。近距離といっても最大100mもつなぐことが可能なので家の中で利用するには充分。消費電力が低く、機器同士を直接つなぐことができます。
Bluetoothのバージョンの違いをカンタンに教えて
v1.1 | 普及始めのバージョンで最もシンプル |
v1.2 | 2.4GHz帯域の無線LANと干渉しないように対策された |
v2.0 | 最大通信速度を3Mbpsに切り替えるEDRに対応 |
v2.1 | ペアリングがより簡単になった |
v3.0 | HS(ハイスピード)に対応し最大通信速度が24Mbpsになった |
v4.0 | 消費電力が大幅に低下した。 |
v5 | 今年から普及する最新の規格 400mまで接続可能に |
Bluetoothの「class」とは?
Bluetoothには「class」という規格がありそれぞれ接続できる距離が異なります。
class3は最大1m
class2は10m
class1は100mの範囲で通信できます。
親機と子機のclassが違うとどうなるの?
距離が短い方に合わせます。
例えばパソコンがクラス2(10m)で、接続する機器(イヤホン)がクラス1(1m)の場合
1mまでしか接続できません。
Bluetoothプロファイルとは
Bluetoothが扱えるデータの種類のようなものです。使える機能はプロファイルの種類で決まるので、機器を購入する前にどのプロファイルに対応しているのか確認しておくといいでしょう。
FTP | パソコン同士でデータ転送を行うプロファイル |
HID | マウスやキーボードと接続するプロファイル |
BPP | プリンタと接続するプロファイル |
A2DP | ステレオ音質のオーディオデータを送るプロファイル |
HSP | ヘッドセットと通信するプロファイル 通話に使う |
HFP | ヘッドセットでハンズフリー通話や発着信に使うプロファイル |
aptxって何?
Bluetoohで使われるコーデックの一種です
Bluetoothで音楽を転送する時はデータを縮めるために「SBC」というコーデック(音声圧縮技術)が使われることが多いです。
コーデックというのは圧縮のやり方のことで、動画を圧縮する時のmp4とかaviとかに相当します。
しかしSBCは残念な音質なので、最新のスマホなどでは他のコーデックが使われています。iPhone系だと「AAC」アンドロイド系だと「aptX」が使われています。
SBC | 残念音質。低価格のBluetooth機器に使われている。 |
AAC | 音質良好 |
aptx | こっちも音質がいい |
LDAC | ソニーが独自に開発したコーデック。音質はこれが一番いい |
Bluetoothでハイレゾ再生は可能?
今のところ無理です。しかしソニーのLDACならハイレゾ相当の音質になります。
本来Bluetoothは転送速度が遅いのでハイレゾのような高音質大容量の音楽再生ができません。しかしソニーのLDACは圧縮効率が高いので、ハイレゾにかなり近い音質になります。
LDAC対応の機器について
LDAC対応のスマートフォンはまだ出始めで、数は少ないです。
Sony Xperia XZ F8332 64GB
Xperia X Compact
LDAC対応のヘッドセットもかなり少ないですね。
ソニー MDR-1000X
h.ear on Wireless NC(MDR-100ABN)
h.ear in Wireless(MDR-EX750BT)
MDR-1ABT
パソコンでBluetoothを使うには?
Bluetooth非対応のパソコンでも1000円程度のアダプタを挿すと使えます。windows10ならドライバーのインストールが不要です。Windows7等はドライバソフトをインストールすると使用できます。
WINDOWS7の場合
①まずUSBアダプタをPCに接続します。
②windows7だとカスタムメニューを開きます
「Bluetoothマーク」で右クリック
→「Bluetoothデバイスを追加」
→オーディオ/ビデオ機器を選びます
③ヘッドホンをペアリング状態にしてパソコン本体のペアリングを開始
④ペアリング済と出れば接続が完了します。