ぶいすぽっ!6年離脱者ゼロの偉業。 VTuberが長く活躍できる条件を探る。

ぶいすぽっ!は発足後 6年間メンバー離脱ゼロという偉業を達成している。Vtuberが長く活躍するにはどんな条件が必要なのか、調べてみるといくつか違いがあるのが見えてくる。

ぶいすぽっ!YouTubeチャンネル総登録者数1,000万人突破!

1. 範囲を限定した活動、得意なフィールドで勝負する
ぶいすぽっ!はゲームとeスポーツに特化している。メンバーはFPSやApex、Valorantでトップランクのスキルを持つ人が多い(例:花芽すみれのFPS大会の優勝、 胡桃のあのプレデター到達)など 「今 このゲームが再生数稼げるからからやって」ではなく  本人がやりたいゲームをやってもらうスタンス。

他事務所だと配信以外にも、「歌」「ライブ」「企業とのコラボ」「イベント参加」「グッズ・製品の打ち合わせ」などなど様々なスキルを求められることもあるが、ぶいすぽっ!のゲーム特化は敢えて活動の範囲を限定することで メンバーの精神的、肉体的な負荷を下げられる。

2. 居心地の良い環境と おおらかな配信
ぶいすぽっ!の配信は メンバー同士の掛け合いが自然で、ゲーム外でも本当にこんな感じなんだろうなという、「無理せず、普段のお前で配信やっていい。」という安心感がある。

まるでプライベートで友達同士がワイワイやってるみたいな空気感で「アイドルしなくてもいい」「全員がガンガン喋らなくてもいい」配信での掛け合いも「友達」としてのリアルな空気感がベースになってる。
ガチプレイの合間に「え、気持ち悪」とか「萎えたわ」「はい今日は終わりでーす。」とか 配信的にはどうなんだ的なシーンもあるけど、それぐらい気楽に配信してええという 懐の大きさがあるからこそ、のびのびやりやすい。

3. 運営の柔軟さとサポート体制
ぶいすぽっ!の運営(株式会社バーチャルエンターテイメント)は、なるべくメンバーの個性を尊重している。 「ガワや名前はそのままで移籍」してきたメンバーもいるくらい、モデルと本人のイメージに乖離が発生しないように気を配っている。

配信はゆるいと言っても、いざトラブルが起きたら早期に消火している。性的なイラストを勝手に描いて販売した裁判とか、運営が適切に対応してる印象。

誹謗中傷対策も強化してる(144件対応、法的措置)から、メンバーがピンチの時には スタッフがちゃんと守れる体勢を整えている。

4. 規模感と非上場の影響
大手v事務所に比べると、ぶいすぽっ!(日本)は所属人数が23名(2025年4月時点)とコンパクト。 大人数だと運営の目が行き届かなかったり、方向性のズレが生じやすいけど、ぶいすぽっ!はメンバーの悩みや希望を拾いやすい環境。

さらに、親会社のBrave groupは上場していないから、株主からの短期的な利益圧力が少ない。これが、メンバーの活動スタイルや長期的な成長を優先できる理由になってる可能性がある。

5.「健康第一、参加は自由の柔軟性」
 
ライブ参加は任意の可能性が高い。ぶいすぽっ!のイベント(例:文化体育祭や3Dライブ、Vサマ!)を見ると、全員参加じゃないケースもちらほらある。例えば、2023年「ぶいすぽ文化体育祭」では一部メンバーがスケジュールや体調で不参加だったり、オンライン参加だったりした。

3Dライブはモーションキャプチャーやリハーサルが必要で負担が大きい。運営が「全員参加必須」とガチガチに縛らず、メンバーの状況に応じて柔軟に対応してる様子が見える。「出たい人は出る、出られない人は できる範囲で参加OK」みたいな。

6.企画にキャラを合わせない、キャラに企画を合わせる
ぶいすぽっ!の企画(例:一致するまで終われまテン!や学力テスト)は、メンバー主催のものも多く、参加メンバーが企画ごとに変わる。

たとえば、FPSが得意な花芽すみれや胡桃のあが大会系企画にガッツリ出る一方、雑談や歌が得意なメンバーはそっちに注力してる印象。

このそれぞれの「得意分野で輝ける」選択肢の多さが、無理なく活動できる要因かもしれない。運営が「この企画は〇〇に合うかもしれないから 声をかけてみよう」みたいにカスタマイズしてる可能性も高い。

 
7.スケジュール管理の自由度
  • 配信頻度の自由さ
    ぶいすぽメンバーは、配信スケジュールを自分で決められる範囲が広いっぽい。たとえば、橘ひなのや兎咲ミミは頻繁に配信するけど、一部のメンバーは体調を優先してペースを落とす時期もある。

  • 配信時間のノルマの有無はもちろん分からないが、ぶいすぽっ!は恐らくそこまで厳しくない印象(明確な証拠はないが、メンバーの配信頻度のバラつきから推測)。
8.ファンの理解度の高さ、Vの理解度。
ぶいすぽっ!のファンは、メンバーが休んだり配信ペースを落としたりしても、比較的温かく見守る傾向がある。こじらせガチ恋迷惑ファンが少ない。この「安心して活動できる」距離感や空気が、メンバーの精神的な負担を減らしてる。
 
 
他に考えられる工夫
  • グッズやコラボの負担分散:グッズ制作や企業コラボ(ZETやローソン)は運営が主導してるっぽいから、メンバーの負担は最小限。個人でデザイン考える必要がない。

  • メンバー同士の支え合いは大きい:デビュー時期が近いメンバー同士の距離が近く支え合っている。悩みを共有できる環境があるので、大きくなる前に対処できる。
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