日常的にツイッターを書いたり、ニコニコでコメントをうちまくっていると、文章を短くまとめる能力は上がるのですが、長文が書けなくなって 表現力がガタ落ちして困ったことになったりします。
そんな時 この本を読んでみると
「文章 書くのが超イヤ」「作文はみんなの敵!」という方でも、文章を書くのが めっちゃ楽になります。
ハッキリ言って3行くらい書ける人なら誰でも500字くらい書けるようになります。
他のいわゆる”文章術”の本って、やれ「が」と「は」を使い分けろとか、接続詞を使えとか うだうだ書いてたりします。
そのせいで文章を書く前からやる気が失せて、読み終わる頃には正直ウルセーバーカみたいな感想になってる本が多いんですけど
この本は「こうやったら文章が膨らむよ。」っていうのを書き手の立場で 例を交えながら書いてあるので、めっちゃ親切です。ほんとね、こういう本が欲しかった。
「この本のどこが役に立ったの?」
一部役に立った部分を抽出して説明します。
”三ツ星レストランなう。”
書き手がこの1行しか書けなかったとします。
ここから文章を膨らませていきましょう。
「いやいや1行しかないやん!」
でも大丈夫。この文章を長くしていくのは簡単です。
ポイントは1つ。書かれていない要素を”お笑い芸人のようにつっこんで書き足せばいい”のです。
さっそく突っ込んでみましょう
「どこの三ツ星レストランやねん」
そうするとツッコミを受けて文章が
「東京銀座7丁目にある三ツ星レストランパールなう」に変わります。
なんという事でしょう。長くなったではありませんか。
もっと突っ込んでいきましょう
「誰とレストランに行ってるん?」
会社の同僚と東京銀座7丁目にある三ツ星レストランパールなう
「なぜ行った?」
会社の同僚の転勤前のお別れ会で東京銀座7丁目にある三ツ星レストランパールなう。
「何を食べてるん?」
会社の同僚の転勤前のお別れ会で東京銀座7丁目にある三ツ星レストランパールなう。
ここはフランス料理を出すお店で、おいしいのはイカ墨パスタだよ。
とこのように文章が無理なく膨らんでいきます。最初の1行が3行くらいに膨らみました。
さらに文章を伸ばしたい場合は…そう、ツッコミを増やしていくといいのです。例えば
「同僚とはどんな関係なの?」
「イカスミパスタ以外においしい料理はあるの?」
「このお店を選んだ理由は?」
みたいにどんどん疑問(ツッコミ)が浮かんできます。
それにこたえるような形で文章を書いていけば、文章が長く、詳細になっていくというわけです。
そんなわけで、この本を読みながら書いていくと、 文章が書けなくて悩む状態から解放されます 。
ここで挙げたのは第1章の内容を簡単にしただけですが
第2章ではより「具体的に書くためのコツ」
第3章では「どこに着眼すれば具体的に書くことができるのか」
という着眼点が書かれています。
これまでは文章が短く終わってしまって、ここからどう進めていいのか 「うーん悩むわー」なんてこともありましたが、内容をどう表現していくかっていうヒントが大量につまっています。
第2章 「具体的に書くためのコツ」を読むとどんな風に文章に肉付けするかが分かっていきます。
詳しくは本書に譲りますが、文章がひっかかって出てこない、他人に説明する文章がなかなか伝わらないと感じる方は是非ともチェックしてみてください!