カニバル大活躍の映画「悪魔のいけにえ」(1974)が熱い【DBD】

夏だ。 海だ。 チェーンソーだ!

全国2千万のホラーファンの皆様 本日はようこそいらっしゃいました。

今回紹介するのは 黄色いエプロンの殺人鬼が登場する映画「悪魔のいけにえ(1974) 」無料最高のプライムビデオです


キモいマスクを
かぶったチェーンソー男に いやというほど襲われる映画で、DBDというゲームではカニバルというキャラの出典元になっております。

金字塔とか言われていますが、この作品、40年前の映画なので 映像がザラザラで よく見えません。特に暗くなってくると さっぱり見えません。

後半は視力検査か!とツッコみたくなるほどです。こっちはカニバルを待受けにしたくてウッキウキで観ているので困ります。

まぁそれは於いといて。本作は ホラー映画ばっかり撮る 変な監督トビー・フーパーの記念すべき2作目。

トビーがまだ31歳の時の作品だから 撮り方もあんましうまくはないです。

中盤まではだらだらしている、だが中盤以降はやる気を出すので 鼻をつまんで観ていただきたい。心臓の弱い方はAEDの準備を。若干ネタバレが含まれているので注意。

あらすじ

”1973年。テキサスで埋めた死体を掘り返し、バラバラにしてオブジェをつくる変な事件が連続発生。犯人は まだつかまっていなかった。そんな所に若い男女5人が「あいのり」風に里帰りでやってくる。5人は道中で倒れている変な男を介抱するが、この男、様子がおかしい。”

殺人鬼の家に入っていって殺られる映画といえば B級ホラーのドント・ブリーズを思い出します。ヒロインが耳の良い殺人鬼から逃げようとするハラハラ感のある映画です。ヒロインはあっちのほうがかわいかった。

本作でもヒロインは登場します。ごく普通の20代女子で彼氏もいます。

いきなり話が脱線するが、皆さんはホラー映画が実は教育的な側面を持っていることをご存知だろうか?

ホラー映画で殺人鬼に真っ先に殺される奴は大体”悪いこと”をしている奴なのだ。犯罪をしたり、自分だけ助かろうとしたり、彼氏がいるなんてもってのほかだ。

そんなわけで本作のように彼氏がいる=「確実に死ぬ」のは教育的な指導である。お好み焼き食べたら 歯に青のり的な お約束である。

そんな訳で 彼氏はもれなく死ぬのだが この死に方が異様にあっさりしている。茶漬けかというくらいに。

70年台のホラーはサクッと死ぬ

普通のホラーは、獲物がアホみたいに油断している所が写って、次に殺人鬼の顔がアップで写ります。

そしたらBGMでデンデンデンデンと盛り上げて 後ろからグサーッ! 観客が「やったぜー!」と大歓声をあげるのが ならわしです。

しかし、この映画は違います。 殺人鬼の家に入った所を いきなり頭頂部を大金づちでグシャッと殴打。

バタッと倒れて シーンと静かになります。この映画は一切のBGMを使っていないから ドキュメンタリーみたいで逆に引く。茶漬けです。

フックに吊るしてケバブするのが正統派

DBDというゲームでも 殺人鬼が民間人を殴打して フックに吊るす。あのシーンを生み出したのはこの映画だったのかと感動します。

フックにつかまって もがくシーンまで完コピです。

まるでアンコウのように フックにつるすことで、チェーンソーでカットしやすくする。これが殺人鬼の知恵。胸が熱いです。つまり吊るしてケバブのように斬りつける方が実は正式な使い方だったらしい。自分の無知を恥じたい。

リアルと手抜きの狭間で揺れる

リアル色の強い映画だと思ったら そうでもないところもあります。最大の問題はチェーンソーシーン。あんまし血が出ない。霧吹き。身体障害者の一人が探索の途中、 茂みから出てきた殺人鬼に襲われるシーン。

ここも 普通だったら「ほんぎゃあああああ!」とかの絶叫と共に 殺人鬼が返り血で赤く染まって、ホラー同好会員が ここで歓喜のウェーブをするところ。

ところが血も出ず懐中電灯がブルブルッって痙攣しているだけ。規制が厳しかったのかもしれんけれども、ここは物足りなさを感じます。

それにしても このヒロイン。最後まで 全然立ち向かわない。非暴力。ガンジー。ひたすら騒いで 敵に居場所を知らせる謎行動に涙を禁じ得ない。一番笑うのは捕まるシーン。あまりにも弱すぎで爆笑してしまう。

突撃! キラーと晩ごはん

中盤まではグダったものの、殺人鬼一家の屋敷にはいってからは マジメにつくられたホラー映画という印象をうけた。

盛り上がるのは 終盤、ヒロインが捕まって殺人鬼一家と仲良くバーミヤンというシーン。ここはバイオハザード7にそっくり。40年前の動画なのに いつになっても恐怖を与えるシチュエーションをつくっている。

動けないのに全く話のあわない人たちと一緒にメシを食わないといけない。しかも こいつらのオカズは自分の苦痛っていう。なんだ新入社員の昼飯か!と同情心を禁じ得ない。

物語は ヨボヨボのじいさんがヒロインを料理するという所で観客のテンションが徐々にあがっていく。

しかし奥に座っている じいさまは完全に血の気がない。 シラスみたいだ。あまりにも動かないから これってマネキンだろと思ってたら ちゃんと俳優さんがいた。

最後は粋なダンスで見送り 

DBDのカニバルといえば何か? そう、チェーンソーダンスですね。ウィーンウィーンと7回も斬りつけてくるアレです。フックにつったらやりたくなるアレです。

本作にもチェーンソーダンスが登場。ゲームで見るのも良いが リアルで見るのも良い。実際にすると 殺人鬼の方が指を何本か飛ばしそうで結構危ないんだなと 先生は心配になります。

それにしても最後はダンスでお別れなんて ドリフ大爆笑みたいで泣ける。

続きが気になる唐突なエンディングで見たか!これが低予算だ!という熱いメッセージが画面からしっかりと伝わってきました。

この映画 ジョジョの荒木先生がホラー映画論で絶賛していたけれど、確かに実際観てみるとホラーの原石みたいな感じで ニガ味がすごい。寿司でいうとウロコがいっぱいのアラ汁だ。栄養価が高い。

DBD好きだったらシークしながら観てみよう。観た後は絶対にカニバルで鬼ケバブしたくなる事うけあいです。


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