全体目次 |
・ はじめてのノイズキャンセリング入門 |
→ Zinsoko ノイズキャンセリング機をレビュー |
・【全22種】ノイズキャンセリング機 性能比較表 |
周りがうるさい時も
ノイズキャンセリングで静かにアニソンが聞きたい。
phote:amazon.com
ガタンガタンしている車内で音楽やラジオを聞こうと思うと、ボリュームを上げないといけませんし、上げたら上げたで 隣の人に音漏れしてないか気を使うしで あんまり音楽を楽しめなかったりします。
そんな時 周囲の雑音を抑える アクティブノイズキャンセル機能があれば 小さな音でも音楽を聞けるので便利なのでは…
というわけで今回はZinsokoのZ-H01 bluetoothヘッドホンを購入してみました。
あんまり聞いたことがない社名ですが、ちゃんとした音響機器専門のメーカーです。
PS4の箱くらい大きな箱に入って到着。
アクティブノイズキャンセリング機をいろいろ比較してみた所、4000円以下の無線マシンは、この機体とDyLAN社(LinkWitz)のF5Aという 2機しかありませんでした。正直どちらを選んでも正解だと思ったので、かなり悩んだのですがZinsokoの方を購入してみました。
「Zinsokoを選んだ決め手は?」
最大の決め手は バッテリー容量が大きいのと、あとユニークなカラーリングです。 ブラック・シルバー・レッドは多いのですが 茶色は なかなか無いなーと思ったので購入してみました。
余談ですが日本人はヒノキなどの木材に囲まれていたので、茶色を見るとリラックス効果があるらしく、そこで影響を受けたのかもしれません(笑)
実は このヘッドホン、北米AMAZONでは48~99ドル、英国では65ポンドの値が付いていたので3980円なんて超破格です。経験上こういうのは 後から価格が均衡してくるので 今後値上がりしそうな感じがします。内容物を考えると4980円でもおかしくないレベルです。
(追記:値上する前に 全カラーが売り切れてしまって現在入荷待ち状態になっていますね。 一方のLinkWitzは在庫があるようです。)
2つのヘッドホン比較してみるとこんな(↓)感じです
メーカー | LinkWitz | ZINSOKO |
型番 | F5A | Z-H01 |
画像 | ||
実勢価格 | 3,662 | 3,980 |
評価 | 4.8点 (17件) | 4.4点 (17件) |
Bluetooth version | 4.1 | 4.0 + EDR |
距離 | 10m | 10m |
音圧 | – | 105db |
バッテリー容量 | 270mAh | 320mAh |
使用時間 | 14時間 (12時間:ANC使用) | 16 時間 (8 時間:ANC使用) |
ノイズキャンセル量 | – | 最大26dB |
ドライバ径 | φ40mm | φ40mm |
インピーダンス | 32Ω | 32Ω |
再生周波数帯域 | 20Hz~20KHz | 20Hz~20KHz |
Apt-X | ◯ | ☓ |
保証 | 1年 | 3年 |
質量 | 225g | 276g |
発売日 | 2017/4/10 | 2016/8/23 |
Zinsokoヘッドホンの特徴
◯ ワンタッチで雑音を低減できるノイズキャンセリング
◯ オーバーイヤーで耳をすっぽり覆う形
◯ 最大16時間の音楽再生
◯ 折りたたみで持ち運びも
◯ 3年保証
◯ カラーリングが豊富
◯ CSRチップセットと40mmのドライバで安定したサウンド
☓ 頑丈だけど 約280gとやや重い
到着から開封して使ってみた印象
高級機並みの綺麗なケースに入って到着するので びっくりします。 | ヘッドホン収納バッグに付属品もけっこう入っていました。 |
内容物:本体/3.5mmオーディオケーブル/マイクロUSB充電ケーブル/二股アダプタ | プレゼントとして同社製造のスマホスタンドも入っていました。オマケなのにしっかりした作りでうれしい。 |
耳あてはプロテインレザー製で プヨプヨしています。このやわらかさで耳に密着するのでメガネの上からかけても音がもれにくいです。 | ヒンジの部材や耳の所のは真ちゅう製で、重量感があります。しかし頑丈に作られているので3年保証も納得です。 |
このようにコンパクトに折りたためます。 | 説明書は すべて日本語なのでペアリングも簡単にできました。 |
ノイズキャンセリングの性能が予想以上に(・∀・)イイ!!
左耳のノイズキャンセルのスイッチをオンにすると… | 緑のランプがついて ノイズキャンセルがスタート(音楽を聞かない時も使用できます) |
ノイズキャンセルをオンにすると周囲の低周波ノイズを20~26dB分低減してくれます。近くで鳴ってるパソコンのファンの音がほぼ聞こえなくなります。
電車で使ってみると、周りの雑音がかなり抑えられます。そこまで高い期待はしていなかったのですが 体感で1/3くらいでしょうか。予想以上に快適です。
実際にノイズキャンセリングをしてみた音源
排気音がうるさいPCのファンの出口の所にヘッドホンを持ってきて、小型マイクを挟んでノイズキャンセルの様子を録音してみました。
前半の20秒くらいはノイズキャンセル無しのクラシック音楽です。
後半20秒はノイズキャンセル有りの音楽です。
マイクがしょぼくて音のクオリティが1/10くらいになっていて申し訳ないですが、少しでもお役に立てば幸いです。
このANCをオンにして 動画のラジオ番組(ニコラジ)を見てみましたが、これが予想以上にすばらしかったです。周りの音をかなり遮ってくれるので、声優さんやパーソナリティそのものの声が伝わりやすいです。スタジオの空気感が分かりやすい。
映画も大迫力で遅延も感じません。なにより周りの雑音をかなり遮断してくれるので集中して学習する時にも もってこいです。ただ。これを使って夜作業をしてると 静か過ぎて眠くなるかもしれません。
音質について
標準的な40mmドライバですので、音質は標準的なBluetoothヘッドフォンと大差ないです やや低音が強めですが、全体的にクセがなく聞きやすいイメージです。 ただノイズキャンセルで聞きやすさが底上げされているので、ざわざわした所でも 音源に近い音が楽しめるようになっています。
ANCを入れても入れなくても音質に大差はないので私は常にオンで聞いています。
電波距離は問題なく 8メートル程度は飛びます。 電池の持ちは半分も音量を上げていないので10時間くらいですかね、カタログ値程度の8時間は問題なく再生します。フル充電は2時間なので暇な時はポータブルバッテリーに挿して充電しています。
まとめ
「値段もお安いし、ちょっと雑音をさえぎってくれたらいいかな~」くらいに思っていたら予想以上に遮ってくれてびっくりしました。小さめの音でも音楽を聞けるので便利です。
今までのヘッドホンに比べるとやや重くはなりましたが、機能と耐久性を上げたのと引き換えなので 致し方ないかなという気もします。
以前購入したLinkWitzの製品も買って後悔していませんが、 今回のZINSOKOの製品も製品からパッケージに至るまで真面目さを感じて すっかり気に入ってしまいました。
これなら5000円出してもいいかなというくらいの素晴らしい製品だと思います。文句なしの星5つです。
付録:Zinsokoってどんな会社?
Zinsokoというメーカーについて いろいろ調べてみたのですが、音響機器だけを専門に作っている ちゃんとした中華系のメーカーでした。公式HP(英語)の紹介文を読んでみると…
「私たちは世界中の誰であっても、いい音楽を聞けるようになったら良いなと思っています。
マーケットでは様々なヘッドホンが発売されていますが、その中で 私たちは手頃な価格でありながらも、いい音質で みなさんに音楽を聞いてもらえるような製品をつくりたいと考えています。
コストを下げ いい音を出すというのは難しい挑戦です。しかし私達のチームは常に情熱を持って取り組んでいます。」
みたいな事が書かれていました。
以前購入したDyLAN社もそうですが このZINSOKO社も非常に評判の良いメーカーで、北米・英Amazonでも製品を出しているのですが、ずらずらと☆が多い商品が並んでいます。