Wi-Fi6に変えると どんなメリットがあるのか調べてみました

Wi-Fi6って何ですか?

Wi-Fi6はIPhone 11が対応したことで注目を集めている 高速な無線の規格です。

Wi-fi 6は IEEE 802.11ax と呼ばれる規格で、従来の11ac よりも約40%速度が速くなっています。

 

802.11n

802.11ac

Wi-Fi6

周波数帯

2.4GHz/5GHz

5GHz

2.4GHz/5GHz

規格上の最大通信速度

300Mbps

6.9Gbps

9.6Gbps

実行スループット

150Mbps

800Mbps

1Gbps

これから なぜWi-Fi6が必要なのか

2019年から、NURO 10Gなどの次世代の高速通信「10Gbps回線」のサービスが出始めました。

今まではネットで動画を見る時は HD画質がメインでしたが、これからの時代は 4Kや8Kといった映像が普及し始めます。それに対応できる より高速なルーターの開発が進んでいます。

Wi-Fi6に関しては海外のASUSの動画が一番分かりやすかったので、これを元に説明していきたいと思います。

What’s WiFi 6 (802.11ax)? The Next-Gen Wi-Fi is here | ASUS

2022年は 1家で50台のデバイスがインターネットにつながるかもしれない

2018年は1つの家庭に平均10個くらい wi-fiに接続できる機器があると言われています。これが IoTの進んだ2022年には約50個のデバイスに増えると予測されています

家族みんなが1台のルーターにアクセスしますから、11acのような旧規格では 通信速度が遅くなってしまいます。

そのため、より多くの機器と高速で通信できるようにしたのがWi-Fi6(11ax)というわけです。

より低遅延になったWi-Fi6

11acは デバイスごとにデータを送信

Wi-Fi6は1つのトラックに載せて一気に運ぶ

Wi-Fi6には OFDMA という新しい通信方式が採用されています。複数の機器が1つのチャンネル幅をわけあって利用することが可能になりました。

たとえて言うと、今までは通信機器が1台のトラックを使ってデータを運んでいましたが、新しいOFDMA方式では1つのトラックに複数の機器のデータを積んでルーターに届けるようになったようなものです。

これにより情報を伝える効率が4倍になり遅延も発生しづらくなりました。FPSでゲームをする場合でもこの低遅延が役に立ちます。

また電波干渉が起きないように位相をずらして通信する mu-mimo もサポートするようになっています。つまり より安定した高速通信が可能になったわけです。

スマホに届く電波エリアも広くなります

家でスマートフォンを使っているとWifi電波が弱い、届かないという事があるかもしれませんが、WiFi6では11acに比べて、届く距離が80%伸びているので、相当の範囲をカバーできることになります。

Wi-fi 6は従来の規格と互換性があります。

例えばスマホが wi-fi 6に対応していないことの方が多いと思いますが、その場合でも11ac や11n で接続ができます。

スマホのバッテリー寿命が7倍に伸びます

11ac は通信しないデバイスはデータ転送する順番が来るまで待っていないとダメでした

wi-fi6では通信しないデバイスは順番が来るまで休んで、バッテリー消費を節約できます

今までの通信の場合、スマホは通信する順番が来るまで起動していないといけませんでしたが、スマホがWi-Fi6に対応している場合、通信していない時は バッテリーを休ませることができます。これによりバッテリー寿命が7倍になります。

安いものと高いものの違い

市場を見ていると比較的安価なエントリーモデルと 高価なハイエンドモデルがありますが、違いはアンテナの数です。多い方が同時に通信できる帯域が増えるので、より高速になります。

これは情報を送る道路が増えるようなものです。逆にエントリーモデルはストリーム数を2本や4本に抑えることで低コストになっています。

とはいえ アンテナ本数が少なくとも 同じ本数の11nや11acよりも速いという事が言えます。


人気のWi-Fi6ルーターは まだまだこれからです

今までWI-FI6のルーターは数万円するものが多かったのですが、ようやく TP-LinkがAX3000という1万円を切るモデルを出しました。

とはいえ、スマートフォンのメイン機が11axに対応していない機種がほとんどなのと、そもそもの回線速度が10Gbpsに満たないものがほとんどですので、本格的な普及は当分先ではないかという風に思っています。

iphone11ユーザーでない限り恩恵は少ないかと

新型ルーターは iphone11などのハイエンド機を購入されて 、11axの爆速を試してみたい!という場合には向いていると思いますが、そうでないなら11ac対応の人気ルーターが3000円程度から購入できますし、低価格でコスパ的に良いと思います。

結局は11axが普及して、対応デバイスが十分揃ってから ルーターも買い替えを検討するというのでもいいと思います。

以下のリンクは WIFI6には こういう製品がでていますという参考で載せています。

 
 
 
 
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